農家や漁師をする男性と付き合うには自治体のイベントを確認

都会ではなく田舎に魅力を感じる女性が殺到

都会ではなく田舎に魅力を感じる女性が殺到

農業機具の進歩で負担が軽くなった農家の嫁

吉井万里さん 26歳 女性 ウェブディレクター

都会で4年間働いていますが、自分には都会の喧騒が窮屈に思えました。仕事もネットに関することですので、在宅で田舎でも働けます。都会は素敵なレストランやショップがたくさんありますが、将来は田舎で農業をすることに魅力を感じています。

一昔前の農家は「重労働、汚い、休みがない」というイメージがあり、農家の嫁になりたがる女性は少なかったのですが、最近は農家に対して婚活の状況が大きく変わってきています。

好景気と言われる間も不況を実感することが多い中、都会でサラリーマンをしていてもいつリストラの対象になるかわからず、収入も頭打ちです。

しかし、農家は収入こそ一定ではありませんが、リストラもありません。農家の強みはなんといっても第1次産業であることで、よほどのことがない限りは収入が途切れる心配がないため、農家の価値が見直されています。

また、農業機具の進歩で以前よりも体力的な負担が軽くなったことも、女性が農家に嫁ぐことへの障壁を低くしています。

一方、農家の男性も嫁不足にあえいでいます。地方都市は過疎化が進み、本当に若い女性や子供の姿を見かけなくなりました。農家の後継ぎはシンプルに出会いの数が少ないために結婚できていないことが多いです。

これらの要因から都会に暮らす女性をターゲットにして、農家の男性との出会いの場を作るイベントが各地で開催されるようになりました。

イベントの主催はその地方の自治体のことが多く、過疎化が進む農業地域に女性を呼び込む取り組みの1つとして、いわゆる「ムラ婚活」を開催しています。特に2011年3月の震災以降はムラ婚活が活性化してきました。

私も実家は首都圏のベッドタウンで仕事も東京で持っていますが、以前から農業に興味があったので、試しに農家の方に出会えるムラ婚活に参加してみました。

開催する自治体によってスタイルはさまざまですが、私が調べた限りでは、大抵のムラ婚活は5種類の時間が設けられています。

  1. 自己紹介
  2. 農業体験
  3. その地方の農産物を食べる食事会
  4. フリータイム
  5. カップリング

農産物を食べる場合は、男女の会話が弾みやすいバーベキューが多いみたいです。私が参加したイベントの食事会も大抵はバーベキューでした。ムラ婚活の構成は大抵この流れで進められます。

農業体験はあくまでも体験イベントなので、普段の作業とは違いますが、やってみると意外と楽しめました。男性が大型の農機具を自在に操る姿を見て、ぐっとくる人も多いかもしれません。

ただ、イベントとは言っても多少は体力がいるので、普段から全く運動をしていないような人には若干きついです。それも含めて農業体験ですので、ここでだめでしたら、農家の嫁になることは無理ということでしょう。

バーベキューもとてもおいしく、男性の参加者やイベント主催者の方々も含めて皆とても仲良くしてくださったので、農業に対する印象は以前よりもずっと良くなりました。

個人的に「今後もお付き合いしたい」と思える方にはまだ出会っていませんが、イベントを通じてカップルになった人が何人もいたので、イベント自体はとても優れていると思います。

こうしたイベントは各自治体で定期的にやっているので、農家の嫁になってみたいと考えている人は、まずは住みたい地方や特産物を決めて、選んでみるとよいでしょう。農業のイメージが参加前よりもはっきりしてきます。

漁師は年収は同年代の男性よりも高い人が多い

北沢和美さん 28歳 女性 幼稚園教諭

婚活をはじめた頃はたくましい男性を探していたのですが、30代のサラリーマンとなると、大抵はぽっちゃりしていたり、痩せて不健康そうな感じの人が多かったです。そのような理由からスポーツタイプの男性を経て、漁師に興味が湧きました。

私は昔から断然たくましいタイプの男性に強く惹かれていたので、婚活を始めた今も、スポーツマンタイプの人を選んで連絡先を交換しています。

このように偏りがある私は、体ががっしりした人が集まるであろう婚活イベントには積極的に参加しています。例えば「漁師婚活」もその1つで、漁師と出会えるイベントです。主催者はその地方の漁協組合です。

漁業が盛んな地域でも過疎化は進んでいて、20~40代の若手の漁師の人に嫁ぐ人がいません。そういった若手漁師に出会いのチャンスを与えるため、漁協が率先して婚活を促し、都会に住む女性を招いては集団でお見合いをするイベントが定期的に開催されています。

しかも、私が参加した地方だけでなく、日本全国の漁協が似たイベントを開催しているため、日本中どこでも漁村は嫁不足であることがわかります。

漁師婚活はイメージしにくいかもしれませんが、実際に海に出るわけではなく、漁港付近のイベント会場で漁師の人たちにお会いして、普通に自己紹介とフリータイム、そのあと漁港まで移動して船に少し乗せてもらったりしたあとに、その地方の海産物でのバーベキューを楽しみます。

  1. 漁港近くで自己紹介
  2. フリータイム
  3. 船に乗ったり、漁港を案内
  4. 漁師が採った海産物でバーベキュー
  5. カップリング

どこの地方でも漁師婚活は同じようなイベント内容ですが、中には泊まりがけでじっくり時間を過ごせるタイプもありました。

イベント自体はとても楽しいです。漁師の人たちも男らしいながらもみんな優しいですし、さすがに毎日海に出ているだけあって、体つきはとてもたくましく、私の理想のタイプに近い人もいました。

個人的にはまだ具体的にお付き合いに発展した人はいません。連絡先の交換は何度もしていますが、それ以降のデートなどはまだです。

ただ、同じタイミングでイベントに参加した人の中には、すぐに何組かはカップルになっている人がいました。将来、漁師のお嫁さんになることを具体的にイメージできる人にとっては最適なイベントだと思います。

私のように漁師がどんな人が会ってみたいという初心者にとっても、将来につながる出会いに期待できます。

また、漁師の人たちと話をして驚いたことは、年収が高いことです。もちろん、何の魚を捕るかによるとのことですが、私が話した人は「収入で1,000万円近くになる」と話してくれました。

船を出すための燃料費がかなりかかるらしく、実際は経費を抜くと漁師の年収は800万円くらいになるとのことです。常に一定の収入というわけではありませんが、それでも同年代のサラリーマンよりは高いことで、また大きな魅力が1つ増えました。

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公開日公開日 2014.10.29
更新日更新日 2015.04.17
執筆者Kirito Nakano

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